9/17(木)のただの所感

今日はブログっぽいものを書こうと思う。

 

私は司法試験受験生なわけだけど、最近勉強があんまり、というか全然できていない。

 

できていないとは言ったものの集中してないとかではなくて、やろうともしていない。

 

1つ挙げられる理由としては、予備試験の論文式の結果待ちなので、それが発表されるまではモチベが上がらないというのはある。

 

あと単純に法律の勉強にちょっと飽きた。飽きたというとそんなに沢山やったのか?と言われるかもしれないけど、沢山やったからというよりは、文学とか語学とか経済とかITとか国際事情とか歴史とかビジネス系とか法律以外の他の分野に対する興味があふれて、法律の勉強ばかりして他の分野の勉強ができないことのフラストレーションが飽和した、というぐらいの意味だ。

 

まあ、そういうわけなので、もう終わりかけだけど今は大学院の夏休みということで源氏物語の本とかコーポレートファイナンスの本とかを読んでた。

 

 

 

 

特にこのNHKから出てる三田村雅子先生の本は面白かった。

 

源氏物語の面白さ自体がちゃんと説明されているし、その伝え方もすごく上手だった。この三田村先生という人は只者ではない。

 

私はこの本が面白すぎてAmazonから届いて3日で2回読んだ。たぶん、今後の人生で何回も読みたいというくらい面白かった。

 

 

あとこの本で面白かったところは、六条御息所が葵の上にもののけ(物の怪)を飛ばして病気にして殺した、という世間一般の解釈に対する反論しているところ。

 

三田村先生によると、紫式部自体が別の著作で物の怪という現象自体に懐疑的であることや、本文の解釈から、実は六条御息所の生き霊は、光源氏の責任回避の思考から生まれた妄想の産物(とまでは先生は言っていないが)であることを論証する。

 

私が原文を読んだわけではないから、解釈論の巧拙を云々言うことはできないけど、そう読んでこそ源氏物語は面白いと思う。いずれ本文を読むときはそこに注意して読んでみたい。

 

あとカズオイシグロの短編集の夜想曲集の和訳を読んでみたけど、いまいち響かなかった。

 

 

 

訳の問題かもしれないので原著のペーパーパック買ってみた。一応英語の勉強も兼ねている。

 

 

 

最近更新ができなかったけど、クオリティの高い書き物をしようという目標が更新頻度を下げてしまった。

 

勉強もそうだけど、やっぱり上達には継続性とか時間をかけるとか回数をかけることが大事だと思う。良質な努力というのは、それなりの量の努力をしてはじめて出来る、というのは、自分が勉強以外にもスポーツとか楽器とかそのほかをやっていても痛感してきたこと。

 

このブログを開設したのも、自分の頭の中を言語化したいのと、文章を書けるようになりたいという動機があったから、もうちょっと気軽に更新してみよう。